ごあいさつ

 照善寺住職

    杉本 正義

ごあいさつ
大震災で当山も、本堂、庫裏、山門全て倒壊してしまいましたが、奇跡的にも当職を始め、坊守、長男、長女と四名の家族は助かり、この私自身、一瞬にして瓦礫の山と化した照善寺を目の当たりにし、荘然自失の数日間でしたが、寺族全員が無事であったこともさることながら、大悲伝普の最も貴重な法物が、ご門徒皆さんのご協カのお蔭で取り出すことができ、無事であったことは誠に有り難いことであります。
昭和二十年八月六日、太平洋戦争の戦渦を受け、寺院は焼失しました。
昭和二十一年三月初句頃、有志二十五名により照善寺復興委員会が結成され再建にあたり、昭和二十七年五月に再建されました。
そしてこのたび、門信徒の強い要望で 平成七年十月十日、仮設本堂を建立し入仏式を 行いました。
平成十年六月十六日起工式を挙行し、遂に落慶を迎えることが出来ました。
この日を迎えることなく先立たれた方々を残念に恩います。 又、橋津環境建築設計事務所・橋津寛教社長の設計により素晴らしき総堂が出来上がり、豊原大成前総長に無理なお願いを申し上げ、 「本堂」「紫光殿」「秀光閣」「慈光堂」等の題字をお書き頂きましたこと、当山にとっては後世に残る歴史を作ったと恩います。
この法要を機縁としてお念仏と共に批々様に感謝申し上げます。



ごあんない。

設備1。

設備2。

 照善寺恒例法要。